Jääkäri(ヤーカリ)シリーズの中では大きめのマルチデイパック、容量55リットル。
1980年代にフィンランド国境警備隊のためにデザインされた、
ボーダーパトロールリュックサックをベースにしています。
数日間のハイキングにぴったりなサイズですが、
圧縮すれば必要に応じてコンパクトなデイパックにもなります。
PALSアタッチメントシステム(モールシステム)によって、必要に応じカスタム可能。
たっぷりパッドが入り熱成形されたショルダーハーネスとヒップベルト、
そして内部のチューブ式アルミニウムフレームによって
重く扱いづらい荷物を快適に運ぶことが出来ます。
■主な特徴
・容量55リットル
・チェストストラップ付きのパッド入りショルダーストラップ
・パッド入りの取り外し可能なウエストベルト
・雨蓋とボトムジッパー付きのメインコンパートメント
・蓋の内側にジッパー付きポケット
・内部にハイドレーションシステムを装着可能(例:ソースWLPSリザーバー3リットル)
• サイドにコンプレッションストラップ
• 内部にチューブ式アルミニウムフレーム
• 追加のポーチを装着できるPALS対応(モールシステム)
■技術仕様
・重量:2.4kg
・寸法:W:31cm x H:65cm x D:22cm
・主な素材:コーデュラ®1000D(ポリアミド100%)
・ウェビング:ポリエステル100%
・フレーム:アルミニウムチューブ
■詳細説明
上部にはロールトップ、ボトムにはジッパー、内部にはシンチコードの仕切りが付いており、
メインパックバッグを好みに応じて使い分けることができます。
仕切りを開けると、メインバッグは一つの大きな空間になります。
ボトムのジッパーによって日中必要なギアを素早く取り出すことができ、
ロールトップによってギアの耐候性が保証されます。
蓋の内側にはジッパー付きポケットがあり、財布、鍵、旅行の書類、携帯電話などを安全に収納できます。
ロールトップのクロージャー、雨蓋、サイドのコンプレッションストラップによって、
パックの容量を幅広く調整できます。
荷物の量に応じて、ストラップを締めたり、緩めたりすることができます。
コンプレッションストラップで、必要に応じてパックの外側にさらにギアを取り付けることができます。
内側の背面にはハイドレーション用の装置が装着可能です。
中央のハイドレーション用チューブポートによって、
水分補給チューブを首背後からどちらか一方の肩にかけることができます。
ヒップベルト、サイド、蓋、ボトムにはPALSウェビングが付いており、
追加のポーチやギアを装着することができます。
PALSウェビングには、ポーチだけでなく、ユーティリティストラップやショックコード、
カラビナ(登山用のD字型金具)などを取り付けることもできます。
ヒップベルトは、PALSウェビングを通してバックパックに取り付けます。
ヒップベルトは上下に動かしてパックの長さを調整することができるだけでなく、
取り外して単体の装備ベルトとして使用することもできます。
ポーチを取り付ければ、小型デイパックの代わり、
もしくはデイパックと組み合わせて使用することができます。
■軍用グレードの材料
当社が商業生産に使用している素材の大半は、フィンランド国防軍をはじめとする
防衛・安全保障関連のクライアント向けの装備品に使用されている素材と同じものです。
重荷重用の装備に最も一般的に使用されている生地は、FDF(フィンランド国防軍)の仕様に基づき、
内側にポリウレタンのコーティングを施し、耐摩耗性に優れたコーデュラ®1000Dです。
我々が使用するウェビングとエッジテープも、FDF(フィンランド国防軍)の仕様に基づき、
様々な装備に応じた幅と厚みのバリエーションを持つ、強力なポリエステルウェビングです。
当社のグリーン及びM05迷彩素材・アクセサリーは、公式の軍用装備品と同じ素材を使用しており、
近赤外線反射レベルの厳しいFDF(フィンランド国防軍)仕様で作られています。
■運搬システム
内部のチューブ式のアルミフレームがパックのたるみを防ぎ、重く扱いづらい荷物を積んでいても、
パックの重さをお尻に移動させます。ショルダーハーネスとヒップベルトには、
熱成形されたクローズドセルフォーム(ウレタンフォーム)のパッドがたっぷり入っています。
ショルダーハーネスはS字型で、取り外し可能なチェストストラップが付いています。
PALSウェビングを使い、ヒップベルトをパック全体で上下に動かすことで、背中の長さ調節ができます。
前方のプルアジャストメントは、負荷がかかっても簡単に締めることができます。
サイドリリースバックルは、必要に応じ素早く簡単に開くことができます。
■フィンランド国境警備隊とのつながり
1980年代後半、サヴォッタ(サボッタ)はフィンランド国境警備隊のために、
シンプルに「ラヤパルティオ」(国境警備隊)と名付けられた、
新しいパトロールパックをデザインしました。
内部にアルミニウム管フレームを採用したサヴォッタ(サボッタ)の最初のパックで、
非常にシンプルなデザインながら、好評を博しました。
このボーダーパトロールパックは、今もなおフィンランド国境警備隊で使用されており、
特殊用途のデザインは色あせないことを物語っています。
しかし、素材や製造技術は、エンドユーザーのニーズに応じて進化しています。
Jääkäri L(ヤーカリL)は、初代の後継モデルとして本当に価値のある製品であると、
私たちは考えています。